NEWS

2020/11/20 Fri COLUMN
【コラム】プレゼン準備はもう悩まない!必ず聞き手に伝わる3つの構成

分かりやすいプレゼンの構成をあなたが考えられますか?

パブリックな場でのプレゼンテーションは、かなりハードルが高いものとイメージしているかもしれません。本番を前に「どんな内容で、どういう順番で話したらいいだろうか?」頭を抱える問題だと思います。
あなたが調べたことを全て、あなたが調べた通りに並べればいいわけではありません。限られた時間の中で何を話せばいいか?どんな順番で話せばいいか?相手の理解を促し、記憶してもらえるプレゼンになるかどうかは「構成」が握っています。あなたは自分で考えられる自信がありますか?

フォーマットにあてはめる

実は分かりやすいプレゼンの構成は、フォーマット化されています。

結論を言うと、三部構成で、それぞれに項目があります。あなたの話すプレゼンのテーマに沿って、その項目に内容をあてはめていけばいいのです。余計に悩むことなく、短時間でプレゼンを組み立て、残った時間は実際に話してみる実践練習にあてられます。
フォーマットを知らずに、自分で考えると時間がかかります。時間をかけて作ってみても、実際に聞き手の理解を得られ、しかも記憶に残るプレゼンになるかは分かりません。今回はプレゼンの基本三部構成のフォーマットを紹介します。これを使って、短時間で良質なプレゼンを作ってください。

プレゼンのフォーマットは料理のレシピ

フォーマットに完全にあてはめて構成することに抵抗を感じる方もいます。型にはまって、オリジナリティがなくなってしまうのではないか?と不安の声をよく聞きます。それでも私は「フォーマットに完全にあてはめてください」と言います。
なぜなら、プレゼンのフォーマットは料理で言えばレシピです。料理初心者が短時間に、美味しいものを作りたければ、レシピに忠実に従うのが最善の方法であるのと同じです。料理に少しずつ慣れてきたら自分の感覚で創作できるようになりますが、はじめからは難しいです。フォーマットに完全にあてはめても、オリジナリティを出すことは可能ですので、まずは読み進めてください。

基本の三部構成

今回紹介するのは、サンドウィッチフォーマットと呼ばれる三部構成です。自分が伝えたい「主題」を真ん中に、その前に「イントロ」、後に「エンディング」を置きます。
では、順番に見ていきます。 あなたが「健康食品」をテーマに「数ある中から正しい知識を持って選ばなければならない」というテーマでプレゼンする場合を例にとって具体的に説明していきます。

①イントロ
自分の主張を話す前段階で、「つかみ」と「全体像」の2つから成ります。「つかみ」は聞き手の興味関心を惹きつけるための軽いトークです。具体的にはテーマに関連するエピソードやデータの紹介をします。例えば、「健康食品の最新の商品にこんなのがあります」「健康食品はネット販売されているだけで○○○種類あります」「健康上の悩みは何ですか?というアンケートです」などをあてはめていきます。
続いて「つかみ」では、自分がどんなテーマで話をするかを明確に示します。必要であれば、「私は今日こんな流れで話をします」という全体像も先に話しておきます。

②主題
自分が伝えたいことの中身です。「メインメッセージ」と「サブメッセージ」の2つから成ります。「メインメッセージ」は、自分の主張です。プレゼンで伝えたいこと、そのものです。直前のイントロではこのプレゼンはどんなテーマで話すか説明していて、そのすぐに結論となる自分の主張を持ってきます。例でいくと、「健康食品について、数ある中から正しい知識を持って選んでいかなければならないのです。」と、ここで言い切ります。
私たちは、結論を最後に持ってくる傾向があります。結論に導くためにあらゆる方向から説明をしますが、人はそんなに長い間集中して話を聞くことができません。途中で飽きて、結論にたどり着く前にどうでもよくなってしまいます。あなたがどんなに正しいことを言っていても、です。早いうちに結論であるあなたの主張を言い切りましょう。
「サブメッセージ」はあなたの主張を根拠づける理由や、具体例です。例でいくと、正しい知識を持って選ばなければならない理由、または選び方の具体例です。そして、この理由や具体例にあなたの経験したエピソードを入れます。本を読んだり、ネットで調べたりしたら分かる一般論に、あなたが現場で見て経験したエピソードをプラスすると、経験は人それぞれなのであなたしか語れないものになります。
挙げるのは3つがいいです。理由や具体例が1つか2つだと物足りないですし、4つ以上だと多すぎて、聞く側としても覚えづらいです。3つがちょうどいいです。

③エンディング
重要ポイントを繰り返してプレゼンを締めくくります。新しい話はしない方がいいです。自分の伝えたいことを②で伝え、それをもう一度繰り返すだけでOKです。なぜ繰り返すかというと、聞き手はすぐに忘れてしまうからです。あなたが一番伝えたいことを最後に繰り返すことによって、聞き手も「この人の言いたいことは○○だ」と理解できます。例でいくと、「健康食品は数ある中から正しい知識を持って選ばなければなりません」と繰り返して締めます。

フォーマットに沿って

三部構成のサンドウィッチフォーマットを紹介しました。このフォーマットにあなたのテーマで内容をあてはめていくと、最短で分かりやすいプレゼンの構成が完成します。これに沿って堂々と話してください。また、当日その場で思いついた話を即興で入れてしまうと崩れますので、「基本の型に沿って」を心がけてください。

CONTACT

お問い合わせはコチラ