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2020/04/30 Thu COLUMN
【コラム】ダラダラと話してしまう癖を直す2つの方法

話が長いと嫌がられる

「話が長い」「いろいろ言っているけれど、結局何が言いたいの?」と指摘されたことはありませんか?その指摘を受けて悲しい気持ちになったことがあるかもしれません。もっと言います!実は、そのままだと人から嫌がられてしまいます。

「話がだらだらと長くなってしまう」という悩みは本当に多いです。何がこうで、それでああなって、と一つの文章の中にあれもこれもつけたくなるのが人の心です。

 でも、聞き手の気持ちになって考えてみてください。ダラダラ延々と続く話を聞いてどう感じますか?「いつまで続くんだろう」「何の話だろう」と思いますよね?苦痛で、途中で真剣に聞くのをやめてしまう場合も多いはずです。

直接冒頭のような指摘を受けたことはなくても、思い出してみてください。話をしているうちにだんだん相手の相槌が少なくなった…、話が進むにつれ相手がキョロキョロするようになった…、笑って聞いてくれていたのにいつのまにか無表情になっていた…。

思い当たることがあるとすれば、その時相手は「話が長い」「早く終わらないかな」「この会話をいつ切り上げよう」と思っていた可能性があります。

 残念ながら、話が長いと嫌がられることが多いです。仕事上では、結局何も伝えられないので連絡、報告、指示が適切にできません。営業先でも、やはり成約率は上がりません。

どうしたら良いでしょうか?

癖を小さくする

 そこで、今回は話がダラダラと長くならない話し方を紹介します。話がダラダラ長くなってしまうのは、多くの場合は癖になってしまっています。今回紹介する方法を意識して取り入れると、必ずその癖は解消されていきます。

 仕事上の連絡、報告、指示は適切で誤解を生むことはなくなります。営業先でも、相手を嫌な気持ちにすることなく話ができるようになります。

短く簡潔に伝えられる方法

①「~。」文末を常に意識する

 話が長くなる人は、一つの文章にあれもこれも、話題をいくつも入れています。「何がこうで、それでああなって、でもこうなって…。」と、ダラダラ続きます。

そこで、まずは「何が」「どうした」という主語と述語の関係を明確にします。また、一つの文章に話題は一つと心がけます。「何がこうなりました。それは〇〇です。でも〇〇ということもあります。」のように一回一回「です。」「ました。」と、必ず区切ることです。

②「~ですけれども」を正しく使う 

 この言葉を正しく使うだけでも、文章は短くなります。

私がリポーターとしてデビューして間もないころ、「私はどこどこに来ているんですけれども、いやぁすごい人で…あちこちから…」と話はじめたことがありました。先輩から注意を受けました。何がいけないか分かりますか?

「ですけれども」は逆説の接続詞で、次に来るのは否定的な内容です。「ですけれども」と聞くと、無意識のうちに逆説の内容を想像します。でも聞こえてくるのが違う内容だと、それはストレスになります。「なんだ、違うのか?じゃ、何だ?」と。さっきのリポートの例だと「私はどこどこに来ています」「すごい人です」と区切ると良かったわけです。

この言葉を最近誤って使っている場合がかなり多いです。「昨日ステキなレストランに行ったんだけれども、すごくおいしかったから、あなたにお勧めしたいんだけれども、場所はね…」順接の接続詞のように使うと、いくらでも続いてしまいます。

「昨日ステキなレストランに行きました。すごくおいしかったからあなたにお勧めしたい。」「場所は…」でいいんです。これが先ほども紹介した「何がどうした」「です。」「ます。」を意識するということです。

なぜ文章は短い方が良いのか?

 話し上手は流暢に何でも話せる人と思っていたかもしれませんが、違います。本当に話が上手な人は、伝えたいポイントをおさえて短く簡潔に話せる人です。

 例えば、同僚に「昨日の会議はどんな内容だった?」と聞かれて、会議で話されたことを延々と語り始める人と、「いろんな話が上がったけれど、〇〇ということについて◎◎でいこうということに決まったよ」とポイントを絞って教えてくれる人と、どっちが話上手だと思いますか?

 絶対に後者です。会議であったことを1から10並べられても、話の途中で流れが分からなくなってきます。文字としての情報を得る「読む」のと違って、耳だけで「聞く」ときは一つの文章が長いと理解できないからです。一気にあれもこれも言われても理解できません。話は短く簡潔に!が鉄則です。

まとめ

ついつい長くしゃべりがちです。会話だけでなく、プレゼンやスピーチでも一つの文章は短い方がいいです。

短い文のつながりを重ねて話を展開していくのが理想的です。余計な情報は省いて一つの文章を短く簡潔にすることで何が伝えたいか明確になります。これが聞き手の理解を促すことになります。

 話が上手だと判断するのは100%聞き手です。話の内容を理解できて初めて「この人は話が上手だ」と判断するのです。話は短く簡潔に!を常に意識しましょう。

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